東京都はきょう、「男性の家事や育児」について、家事や育児にかける時間の男女差が大きく縮まっているとする実態調査の結果を発表しました。

この調査は東京都が2年に一度行うもので、都内で未就学児を育てる男女4000人を対象に行われました。

その結果、女性の家事、育児、介護にかける時間は、1日あたり平均で7時間48分、男性は3時間29分でした。女性の方が4時間19分多いものの、前回の2023年に比べて男女差は1時間ほど縮まりました。

差が縮まった背景には、女性の家事・育児の時間が前回と比べて1時間半ほど減ったことがあります。

その理由については、▼時間が確保できなくなった人が30.5%、▼やる家事を減らした人が27.7%、▼便利家電やネットスーパー、家事代行サービスなどを活用したという人があわせて23.0%で、様々なサービスを使って家事の負担を減らす工夫も目立ちました。

一方で、「身体的疲労を感じること」として「睡眠不足」を挙げている人が、男性で44.2%、女性で48.0%と、男女ともに最も多くなっていて、“寝不足”は子育て世代共通の悩みになっています。