浜松市に住む70代男性が無料通信アプリ「LINE」の友達申請を通じて知り合った人物から投資を持ち掛けられ、現金約1億円をだまし取られる事件がありました。

被害に遭ったのは、浜松市中央区に住む70代の無職男性です。警察によりますと、男性は2025年6月中旬、「LINE」に個人を名乗る人物から友達申請が届き、「一緒に投資をやりませんか」「やり方が分からなければ、私が投資用の口座を作ってあげます」などと投資を持ち掛けられました。

男性は言われるがままに、7月に15万円を指定された口座にインターネットバンキングを通じて振り込んだところ、利益として1万円が振り込まれたということです。投資だと信じた男性はその後、1度に1,000万円を振り込むなど、計14回にわたって現金計約1億円を振り込みました。

その後、最後に振り込んだ10月下旬以降、突然連絡が取れなくなったことから、不審に思った男性が家族や警察に相談し、騙されたことが分かりました。

警察はSNS型投資詐欺事件として捜査するとともに、「SNS上で知らない相手から投資の話が出たら詐欺」と注意を呼び掛けています。