沖縄・南城市議会は17日、改選後初めての本会議を開き、古謝景春市長に対する不信任決議案を賛成多数(反対1人、退席2人)で可決した。南城市では今月9日、古謝市長が自らのセクハラ疑惑をめぐって議会を解散したことに伴う市議選が行われ、再度の不信任可決が確実視されていた。二度目の不信任決議で古謝市長は失職する。
なお、議事進行を務めていた議長が採決に加わるのを忘れ「賛成者に起立」を求めたところ自身は着席したままとなり、結果的に議長は不信任決議案に「反対」となった。議会終了後に記者団に対し、「気持ちとしては賛成だった」と釈明した。
不信任決議案の採決に先立って議場では、決議案が読み上げられ、被害者救済に向けた議会の対応の遅れを詫びた。また、市長支持派による被害者への悪質極まりない二次加害が続いているとも糾弾した。
不信任決議案全文
古謝景春南城市長の不信任を求める決議 二元代表制に基づき市政の一翼を担う議会として、このような長きにわたり事態を収束できなかったことに対し、まずは、被害者のみなさま、市民のみなさまへ心よりお詫びを申し上げる。(次ページへ)














