話題「一緒に宿泊」新プラン

10月から驚きのサービスを始めたのは、ホテルチェーンの『東横INN』。

全国59店舗で導入したのが「推し活応援!~ぬいと一緒にお泊り会プラン~」(1セット/泊・プラス300円で利用可)です。

このプランでは、ぬいぐるみ専用の「ガウン」や「寝具」などを借りることができ、自身のベッド脇の物置台にぬいぐるみ用ベッドがスッポリ収まるので、一緒に宿泊を楽しめます。

ちなみにぬいぐるみ用のガウンや枕や布団、ベッドフレームは、宿泊客が使うものと同じ素材で作られています。

プランを利用した50代の女性は、ベッドに横になるぬいぐるみを撮影し「あらカワイイ!」と大満足。「一緒に寝ているという“共有している感じが嬉しい”」と話します。

『東横イン』マーケティング部・菊地真鈴さん:
「1週間で100件以上のペースで予約が入っている。実施店舗を増やし、さらに多くのお客様に旅行を楽しんでもらえたら」

4か月待ち「ぬいぐるみ専門病院」

白衣などまとった“ドクター”や“看護師”が、ぬいぐるみの状態を記入した「問診票」をもとに、修理やクリーニングなどの「治療」をしてくれるのは、『杜の都なつみクリニック』(東京・千代田区)です。

婦長・庄司かおりさん:
「ごまおくんっていうアザラシさんのぬいぐるみ。問診票に『人の話をよく聞く』って書いてあって、良い子みたいです」

1か月で120体ほどが来院し、予約はなんと4か月先まで埋まっているとのこと。
この日、入院を終えたゾウのぬいぐるみ(名前:グレープフルーツ)を名古屋から迎えに来たのは20代の夫婦です。

妻:
「家が半焼しちゃって、その時に下半身がなくなって綿だけの状態になっちゃって」

夫が子どもの頃から可愛がり、結婚後は2人で大切にしていたというグレープフルーツくん。入院時はかなり危険な状態でしたが、4か月の入院を経て下半身も再生され、ふわふわキレイな姿に。

戻ってきたグレープフルーツくんを抱きしめ「手触りほぼ一緒」「想像以上の出来」と笑顔の2人。ちなみにお値段を聞いてみると…

妻:
「10万円(笑)。そこまでお金をかけてでも」

夫:
「お互いかわいいものが好きという共通の趣味があって出会えたので、“2人をつなぐような存在”」

大人も夢中になる「ぬい活」。人気はまだまだ広がりそうです。

(THE TIME,2025年11月13日放送より)