漁獲枠が上限に達して停止命令が出ている小型船のスルメイカ漁について、青森県の報告漏れなどを踏まえ、山下農林水産副大臣は制度の前提には漁獲量の正確な把握が必要と言及しました。
16日は山下農水副大臣が、青森県を訪れて県漁連の関係者らと意見を交わしました。今シーズンの小型船のスルメイカ漁は、すでに漁獲枠を2000トン以上上回り、操業停止命令が出されています。
山下雄平農林水産副大臣
「とったもの勝ちみたいな形にならないように、どういった形がいいのか検討していかなければならない。その前提として、漁獲量をきちんと随時タイムリーに把握していかなければ、どういった制度もなかなか成り立っていかない」
宮下知事は、漁獲可能量の検証の必要性を伝えました。
宮下宗一郎知事
「TAC(漁獲可能量)の今の数量が本当に適性なものなのか、しっかり検証が必要」
小型船のスルメイカ漁では8道県で報告漏れが確認されていて、青森県は最多の938トンでした。














