■ラグサス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 11ー4 韓国 (15日 東京ドーム)

侍ジャパンは韓国との強化試合に逆転勝利。これで侍ジャパンは韓国に対して、2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップから10連勝となった。試合は0-0で迎えた4回に2番手・森浦大輔(広島)が2者連続アーチを浴び3失点で追う展開に。それでも直後の攻撃で牧秀悟(DeNA)、西川史礁(ロッテ)のタイムリーで同点に追いつくと、5回には代打・岸田行倫(巨人)の3ランなど打者一巡の猛攻で6点を勝ち越した。投手陣は3番手・松本裕樹(ソフトバンク)、4番手・北山亘基(日本ハム)が無失点に抑える好投をみせると、8回には若月健矢(オリックス)のタイムリーなどで2点を加え2ケタ11得点。9回は平良海馬(西武)がリードを守り切った。

先発のマウンドに上がった曽谷(オリックス)は、初回、2回と打たせて取る投球で三者凡退に抑える。3回には先頭打者を空振り三振に斬ると、後続も打ち取り3イニングをパーフェクトに抑え降板。

打線は1番センター・岡林(中日)、2番サード・野村(ソフトバンク)、3番ライト・森下(阪神)、4番DH・岡本(巨人)、5番セカンド・牧(DeNA)、6番ショート・小園(広島)、7番レフト・西川(ロッテ)、8番キャッチャー・坂本(阪神)、9番ファースト・佐々木(広島)のオーダーを組んだ。

韓国先発右腕のクァク・ビン(斗山ベアーズ)に対し、初回、2回は凡打を重ね走者を1人も出せず。3回には先頭の西川がライト前に運び両チーム通じて初めて走者が出るも、坂本がサードゴロ、佐々木がファウルフライ、岡林がレフトフライに倒れ好機をつくれず。

すると4回から2番手で登板の森浦(広島)が先頭の1番シン・ミンジェ(LGツインズ)にセンター前ヒットを浴びると、2番のアン・ヒョンミン(KTウィズ)に左中間スタンド中段への2ランを浴び先制を許す。さらに続く3番のソン・ソンムン(キウム・ヒーローズ)にはライトスタンド中段への2者連続となるソロを浴び0-3。

直後の4回の攻撃、先頭の野村が四球で出塁も、森下はセンターへ鋭いライナーを運ぶも中飛で1死。岡本に回ると代打・中村(ヤクルト)が送られレフト線へのツーベースを放ち二、三塁の好機をつくる。ここで牧にサードのグラブを弾くレフト前タイムリーが飛び出し1-3。さらに小園が倒れ2死から、西川が初球を打ってライト線への2点タイムリーツーベースを放ち3-3の同点に追いつく。なおも二塁に走者を置き、連続四球で満塁となったが岡林が二ゴロに倒れ勝ち越しはならず。

5回からは3番手で松本(ソフトバンク)が登板し、打球が足に直撃するアクシデントがあるも3人で退ける。すると5回には先頭の野村が四球、森下がセンター前へ運び一、二塁の好機で代打・岸田(巨人)が代わった韓国4番手のイ・ホソン(サムスン・ライオンズ)からレフトスタンドへの勝ち越し3ランを放ち6-3。さらに小園のヒットや2つの四死球で無死満塁から、坂本の投手前へのタイムリー内野安打、佐々木のレフトへの2点タイムリーでこの回だけで6点を奪い9-3。

6回は4番手・北山(日本ハム)が先頭の1番打者を内野安打で出すも、後続を退けると7回も続投。2死から連続四球でピンチを招くも9番打者を投ゴロに打ち取って、2回無失点で降板。

8回は5番手・藤平(楽天)が登板も、1番からの相手打線に対し、いきなりツーベースを打たれると、2死から代打の一塁への打球を佐々木が後逸する間に1人が還り9-4となるも最少失点で切り抜ける。

打線は8回裏に、小園のヒットや2つの四球で無死満塁の好機を迎えると、若月(オリックス)のライト前タイムリー、佐々木の併殺間に加点し11-4。9回は6人目で平良(西武)が登板しリードを守り切った。

≪侍ジャパン 主な日程≫
11月15日 強化試合 韓国戦(東京ドーム)〇11-4
  16日     〃

2月 事前合宿(宮崎)
3月2日 強化試合 オリックス戦(京セラドーム大阪)
  3日      阪神戦(京セラドーム大阪)

WBC1次ラウンド・プールC(東京ドーム)
3月6日 台湾戦
  7日 韓国戦  
  8日 オーストラリア戦
  9日 チェコ戦

準々決勝、準決勝、決勝は3月13~17日にアメリカ・マイアミで実施。