「ゲームオーバーって感じがあったんですよ。絶望って感じでした」と、TBSの単独取材で振り返る俳優・兒玉遥さん。
芸能界で華々しく活躍していた彼女の心は、一方で苦しみ続けていたのです。
15歳でHKT48に所属し、現在は俳優として活躍する兒玉さんが、自身が経験した、躁うつ病との闘いを赤裸々に綴った自叙伝『1割の不死蝶 うつを卒業した元アイドルの730日』を今年9月に発売。

今回の取材で兒玉さんは、アイドル時代、自叙伝出版の思い、そして家族への感謝の気持ちを語りました。
兒玉さんが最初に異変を感じたのは2014年頃。
「夜眠れなくなったという症状が初期症状だったのかなと思っていて、たくさんいろんなこと考えてしまったり、次の日のことだとか、不安だとか、あとはアイデアがたくさん生まれちゃって寝られない日々が続いていた」と語ります。
また、インタビューなどでコミュニケーションが取れなくなり、握手会では笑顔で対応できず涙することもあったそうです。
続けて「メンバーだとかスタッフさんが『はるっぴの様子がおかしい』と気づいていて、『早く休ませてください』だとか、スタッフさんが『病院に行ったら』と勧めてくれて、私は絶対行きたくないって思っていたんですけど、半ば強制連行のような形で連れて行かれました」と振り返りました。
当時HKT48でセンターに選ばれるなど順風満帆に思えた兒玉さんでしたが、双極性障害(躁うつ病)と診断され、2017年2月に休養を発表。














