■バレーボール 大同生命SVリーグ女子 NEC川崎 1ー3 PFU(15日、川崎市・カルッツかわさき)
開幕から10連勝と勢いに乗るNECレッドロケッツ川崎はPFUブルーキャッツ石川かほくに1ー3(18ー25、25ー17、21ー25、17ー25)で敗戦し、今季初黒星となった。
コンディション不良で調整が続いていた 日本代表の和田由紀子(23)が今季初めてベンチ入りを果たしたこの試合。第1セットからPFU バルデス・メリーサ(23)の鋭いスパイクや自分達のミスで流れに乗り切れないNEC川崎は、「会場の雰囲気が変わるという期待感があった」と中谷監督の期待を受けて和田が18-24の場面で前衛にコートイン。世界バレーから約2か月半ぶりの和田の姿に満員の会場から温かい拍手が巻き起こった。しかしこのセットはPFUに先取された。
第2セットは、昨年の日本人得点王・佐藤淑乃(24)のスパイク得点でゲームがスタート。その後、佐藤の連続サービスエースで3-0と出だしからNEC川崎が勢いのると、その後一度もリードを許さず。このセットでも終盤の22ー16の場面で和田がコートイン。今季初得点を和田がマークすると、最後は佐藤がしっかり決め切りNEC川崎が取り返した。
第3セット、このセットも途中出場の和田がスパイクとブロックを連続で得点するなど存在感を存分に発揮し、流れをNEC川崎に引き寄せる。しかし「サーブでしっかり攻めることができたのが勝利の大きな要因」とPFUのキャプテン細沼綾(25)が試合後話すように、第3セット、第4セットはPFUが強いサーブでNEC川崎を崩し、緻密なディフェンスで攻撃を封じこむことに成功。NEC川崎の開幕10連勝を止めた。
試合後和田は、「チームを勝たせられる立場にいるという責任があると思うので、そこに対して全力でやりたいと意識した。復帰してすぐにユニフォームを着させてもらえるということに感謝したい」と悔しさを滲ませつつ気持ちは次の試合に切り替えていた。
※写真は左から佐藤選手、佐々木選手、和田選手
【15日、その他の女子結果】
大阪マーヴェラス 1-3 クインシーズ刈谷
デンソーエアリービーズ 2-3 埼玉上尾メディックス
アランマーレ山形 0-3 群馬グリーンウイングス
岡山シーガルズ 0-3 ヴィクトリーナ姫路
SAGA久光スプリングス 3-0 Astemoリヴァーレ茨城
東レアローズ滋賀 3-1 KUROBEアクアフェアリーズ

















