連立離脱の公明党の斉藤鉄夫代表。この1か月余りの高市総理を縦横無尽に熱く語ります。公明党内では「よかったが大半」で、これまでの「裏金議員」のいる、自民党との選挙協力がいかに大変だったかと。そして、台湾有事の「存立危機事態」の高市総理答弁には「これまでの政府見解と大きく異なる」とバッサリ。

「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」という斉藤節をぜひご覧ください。
(聞き手:TBSテレビ政治担当解説委員 石塚博久)

「大衆の中に死んでいく」の意味は・・・

ーー「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」これはどういう意味合いになるんですか。

公明党 斉藤鉄夫代表:
あくまでもイデオロギーではなく、国が大切だ、国は大切なのは当たり前ですが、まず人間があるべきだ、そこに暮らす人がいて、その人が幸せな人生を送るにはどうしたらいいか、ということをまず第1に考えるべきだ。そういう精神だと私は思っています。

支持者からの声「何で我々が・・・」

ーー高市総理の「所信表明演説」は、政治とカネの問題には触れていない。党の要職や副大臣らにいわゆる裏金議員を起用している。どうご覧になりますか。

公明党 斉藤鉄夫代表:
大変残念でした。今回は現場を回ってみまして、我が党の支持者は真面目ですから、その地域では自民党の候補を推薦しているわけです。で、その人のために運動する。

そうすると、お友達からですね、何で自民党を応援してんだとこういうふうに言われる。その時に一生懸命この不記載の問題についても、いやそうじゃないんだ、この人はこうなんだということを説明するわけです。

自民党の人でさえ、その自民党の不祥事を何の説明もしてないのに公明党の我々が何で自民党の不祥事を説明して歩かなきゃいけないのか。もう本当に疲れたと、こういう声だったんですね。そういう意味では自民党に変わってほしいという思いが非常に強かった