学習するクマとの対策は“いたちごっこ”

日比キャスター:
クマ対策の難しさについて、酪農学園大学の佐藤喜和教授は「クマは一度食べた物、行った場所は覚えている。学習能力の高さが非常にネック」だとしています。
秋田・横手市にある「ひららぎ果樹園」では、“学習するクマ”の様子が捉えられました。

2023年は、立ち上がってリンゴを食べている様子が撮影されました。その後、地面から届く場所がなくなると、木を登って食べていたということです。

一方、2025年には、学習をしたのか、リンゴがたくさんある木の上に、最初から登って食べるようになったといいます。
2023年と2025年に撮影されたクマが同じ個体かは不明ですが、非常に学習能力が高いだろうという様子が捉えられています。
南波雅俊キャスター:
これまでは母親と一緒に子グマが行動して学習していたようですが、学習をする前に子グマだけで行動することも増えているようです。これまで想定しなかったことがたくさん起きていますね。
日比キャスター:
ひららぎ果樹園の被害総額は約70万円にのぼるということで、サポートも必要ですね。
専門家の佐藤教授は、「鈴や爆竹などにも適応
引き続き、クマの様子をよく観察して、対策していくことが必要になりそうです。














