きょう(14日)も各地で出没するなど、依然続くクマによる被害。政府は、クマ被害の対策パッケージを取りまとめました。災害ともいえる今の状況を、止めることは出来るのでしょうか?
政府が取りまとめ「クマ被害の対策パッケージ」
日比麻音子キャスター:
政府がクマ被害対策パッケージを取りまとめました。クマへの対策を関係閣僚会議でまとめていくのは、初めてのことで異例の対応が続いています。
クマ被害対策パッケージは、緊急・短期・中期の3段階に分けられています。

【クマ被害対策パッケージ】緊急的な対策
▼緊急銃猟についてノウハウ・事例の周知、専門家の派遣
→すでに着手
▼警察によるライフル銃でのクマの駆除
→13日から開始
▼自衛隊・警察OBなどに協力要請し、駆除の人材を確保 など
駆除まで時間がかかっていたところを、なるべくコンパクトに緊急的に対応できるように、そして、駆除に関わる人数も増やしていきたいという狙いがあるようです。
さらに、緊急的だけではなく、短期的、中期的な対策もまとめています。

【短期的(来春まで)】
▼ガバメントハンターの人件費や資材・機材の支援
▼誘引物(柿や生ごみなど、クマをおびき寄せてしまうもの)の撤去、電気柵による防護強化 など
【中期的(来年度以降)】
▼ガバメントハンターなど捕獲技術者の育成
▼クマの生息環境を確保、人の生活圏とのすみ分け など
14日、石原宏高環境大臣は「対策を着実に進めるため、交付金等による速やかな支援を行うとともに、特別交付税措置を講じる」としています。また、十分な予算は確保できているという話もありました。














