政府のクマ被害対策パッケージの緊急的な取り組みのひとつになっている、警察官のライフル銃によるクマの駆除がきのうからできるようになりました。
これを受け県警がライフル銃での駆除に向けた本格的な訓練を来週以降に開始する方針であることがわかりました。
全国で相次ぐクマによる被害を受け、きのうから警察官がライフル銃を使ってクマを駆除することができるようになりました。

クマによる被害が特に深刻な秋田県と岩手県では、警察の特別部隊「熊駆除対応プロジェクトチーム」がきのう発足しています。

こうした中、県警でも機動隊を中心に、本部の地域課や警備二課、生活安全企画課、各警察署の幹部などで構成される新たにプロジェクトチームを発足させる方針です。

訓練は来週以降、本格的に開始し、猟友会やクマの生態に詳しい専門家からクマの急所や習性などを学ぶため研修を実施するということです。

県警によりますと、この警察官のライフル銃による駆除は、「緊急銃猟」などでの対応が困難な場合に限り実施されるものだということです。

猟友会の人員が足りない場合や危険を伴う場合などが想定されています。
現場で対応するチームの人員については、秋田・岩手と同じ様に、1チーム最低でも4人とすることを見込んでいますが、詳しい人員や人選などについては検討中としています。


















