愛媛県内でインフルエンザの感染が急拡大しています。今月9日までの1週間に報告された患者数は前の週のおよそ1.6倍に増え、注意報レベルが続いています。

 愛媛県によりますと、今月9日までの1週間に県内37か所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1か所あたり20.30人で、前の週のおよそ1.6倍に増えました。県全体では注意報レベルが続いています。

 保健所別では、西条管内が46.17人で警報レベルを超えている他、松山市と中予、今治、四国中央の管内がいずれも注意報レベルを超えています。

 ほぼ全ての年代で感染者が増えていて、今月9日までの1週間に県内で3校が休校7校が学年閉鎖、6校が学級閉鎖の措置を取りました。
 愛媛県は、学校や職場など集団生活を通じた感染拡大が懸念されるとして、咳エチケットやこまめな手洗い、定期的な換気などの対策を呼びかけています。