■防犯カメラの映像を確認した保護者が…

本郷町保育園 風間宣夫 園長:
「調査はこちらの方で進めていきたいと思います」
さらに防犯カメラの映像を確認したという被害を受けた園児の保護者が、映像とこれまでの園の説明が矛盾していると指摘しました。

被害園児の保護者:
「頭を押さえつけてコップを無理やり口に押し付ける。嫌がって仰向けに子どもが倒れる。横になっている子どもの布団を巻くりあげ床に転げさせ、両足をつかんで宙吊りで移動して子どもが集まっているところに放り投げる。これらのことが私の子どもだけでたった3週間の動画のデータで警察から聞いていますけども」


本郷町保育園 風間宣夫 園長:
「今あげられた一つ一つの事柄について私のほうでは確認できておりません」
園側からはこうした保護者の疑問や意見に対する具体的な説明は最後まで聞かれず、保護者からは「虐待が常態化していたのではないか」「今後の対応次第で転園を考える」といった怒りの声が相次ぎました。

2時間半にわたって開かれた保護者説明会に出席した保護者は…。
保護者:
「ロボットですよ。申し訳ございません。申し訳ございませんって」

保護者:
「組織仕組みとして崩壊してるので今回の虐待の件に限らず防犯の面でも不安になってくるので転園を考えています」

被害にあった1歳児の保護者は。
被害を受けた園児の保護者
「形だけの謝罪という風に受け取っています。辞められた方が(保育教諭)虐待をしていてその方しか真実を知らなかった。他の保育士は見ていなかったという風に説明されましたが決してそんなことはない。信用に値するものではない」


保護者会終了後、風間園長は「すべてのご意見を真摯に受け止め、今後に生かしていきたいと思っています」とコメントしています。
事態を重くみた富山市は13日、本郷町保育園に認定こども園法に基づく富山県と富山市、合同で特別監査に入り職員への聞き取りなどを行う予定です。
