政府はきょう、関係閣僚会議でクマの「被害対策パッケージ」を取りまとめ、クマの個体数を減らすため、春の時期のクマの捕獲を強化する方針を示しました。

クマによる深刻な被害を受けて、政府はきょう、関係閣僚会議を開き、「クマ被害対策パッケージ」を取りまとめました。

対策パッケージは、▼緊急的な対応、▼短期的な取り組み、▼中期的な取り組みの3段階に分けられていて、このうち「短期的な取り組み」では、クマの個体数を減らすため来年の春からクマの冬眠中や冬眠明けなどの捕獲を強化する方針が示されました。

環境省によりますと、春のクマ捕獲は北海道の一部の地域などで行われていて、環境省の担当者は「クマの個体数を減らす効果だけではなく、クマに人を恐れさせる効果もあると聞いている」と説明しています。