「人の流れが少なくなった」商店街の変化
現在、駅の東口では再開発が進められています。10階建ての民間棟と、4階建ての公共棟からなる複合施設を建設する計画です。総事業費は、最大620億円。建設資材の高騰を受け、市の負担は当初より100億円ほど膨らむ見込みです。また、完成時期も2029年度と、当初よりも3年遅れとなりました。

駅の東口から300メートルほどの距離にあるパセオ通り。飲食店を中心に多くの店が立ち並んでいます。ここで77年続く食器店を営む岡崎俊資さん。半世紀以上にわたり、駅前を見てきた岡崎さんは年々、商店街の変化を感じています。
岡崎さん「やっぱり人の流れが少なくなった。店での売り上げは激減となる」
今年、市が行った調査では、パセオ通りの休日の通行量は、1日およそ2300人と10年前と比べ500人あまり減少。シャッターを下ろしたテナントも目立ちます。
岡崎さん「昔、中華料理店で1年前にやめた。1年経ってもテナントが埋まらない。昔はこんなことなかった。こんな一等地の商店街でテナントが空けばすぐに我こそはという人が出たが…」
コロナ後は、飲食店を中心に閉店を余儀なくされたと言います。
岡崎さん「パセオ通りは見てのとおり、ますます人通りが少なくなった。そういう現実ですね」
東口再開発について岡崎さんは、市民目線に立った長期的なビジョンを示してほしいと話します。

岡崎さん「にぎわいのあるお店が軒並み並んでほしい。大きな建物が建って一見きれいに見えるが、そこに人がいなければ商店街としては問題です」














