自民党の田畑裕明衆議院議員の幽霊党員問題が発覚してからまもなく1年。企業後援会を巡る新たな火種。説明責任を果たさないまま、新たな企業後援会の形を独断で模索する田畑議員に対し関係者が怒りの声を上げました。

田畑裕明衆議院議員の支援企業でつくる後援会「響裕会」。その内情を知る関係者が匿名を条件に、チューリップテレビの単独インタビューに応じました。
毛田千代丸キャスター
「この幽霊党員問題発覚後、田畑議員の活動や言動、どう見てきましたか」

響裕会関係者の男性
「まず一つは反省がない。反省があれば当然説明もあるはず。今SNSとかいろんなことの発信活動を続けていることに対して、本当に自分主義で自分のことだけを考えて活動している人なんだろうなと思っていました」

チューリップテレビが田畑議員の幽霊党員問題をスクープしたのは、2024年11月15日でした。

独自に入手した音声データから支援者が勤める企業の従業員を無断で自民党員に登録し、実在しない架空党員の登録にも関与していた疑惑を追及しました。
私たちの報道を受け、田畑議員は自身の事務所が管理する党員262人が無断または架空党員だったことを認めた一方、自身の関与は否定しました。

党費は亡くなった親族と父親が肩代わりしていたと釈明しています。
毛田キャスター
「今の説明だとあまりにも都合が良すぎる気もするんですけど、本当に真実を語っていらっしゃるのでしょうか」

田畑裕明氏
「はい。真実を申し上げております」

また、音声データでは――

田畑氏「会社からさ、献金いただいとんねか。〇〇(会社名)さんから響裕会」
支援者「うんうん」
田畑氏「そのお金を党費にも充てさせてもらっとったんやちゃ」

響裕会が企業から集めた献金を党費の支払いに充てていたと発言していました。
毛田千代丸キャスター
「田畑議員の音声データで、響裕会の名前が出た時どんな思いでした」

響裕会関係者の男性
「正直に言うと驚きました。驚いただけでなく、会員の皆様方に非常に大きな不安を与えることと、それと不満を大きくさせる恐れがあること。やはり早くに会員の皆さんにこれの本質について説明をしていただくことをしてほしいと思いました」
















