“ビラ配り”のない命日
発生から丸26年が経つ直前に急展開した事件。きょう11月13日は、高羽奈美子さんの26回目の命日です。
夫の悟さんは、毎年この日に情報提供を呼びかける「ビラ配り」を続けてきましたが、26年目の今年は、それをしない命日となりました。
(大石)
「これまでの四半世紀の命日とは違うわけですよね?」
(悟さん)
「いつもはビラ配りをする朝、署長室に入って、15分から20分懇談する。『1年間お世話になりました。ことしでビラ配りは最後にして、来年はやらないようにできたらいいですね』と言って別れていたが、やっと念願叶ったなと思って」

(大石)
「去年の命日の日は、こんな命日になるとは思っていなかったでしょう」
(悟さん)
「26年前は本当に不安でしょうがなくて、子どもを抱えて仕事が続けられるだろうか、いろんなことを思った。みんながよく助けてくれたなと思います。26年前の自分に声をかけるとしたら、『本当にみんなが助けてくれるから、心配することないよ』と。今でも泣けるんですけど、本当に思います。航平が奈美子の親友の娘さんと結婚するとか…想像を絶する。こんなありがたいことはない。こんな奇跡のようなことは…」
命日のビラ配りに参加していた長男の航平さん。2024年11月に結婚した相手は、亡き母・奈美子さんの親友の娘でした。















