息子になりすまして、現金300万円をだまし取ったとして、広島県警は13日、埼玉県さいたま市に住む無職の男(21)を詐欺の疑いで逮捕しました。

警察によりますと男は、7月21日から3日間、ほか複数人と共に、息子になりすまして女性(77)に電話をかけ、「不倫して子どもができたので、慰謝料が必要である」「代わりに行く知人に現金を渡してほしい」などと嘘を言い、現金300万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察の調べに対し男は、「黙秘します」と供述しているということです。

事件は、女性の夫が「だまされてお金を渡してしまった」と110番したことで発覚。男は、だまし取った現金の回収役とみられ、防犯カメラなどの捜査から、関与が浮上したということです。

この事件では、受け子役とみられる住所不定・無職の男(22)が10月に逮捕されていて、警察は他にも関与した人物がいるとみて、捜査を続けています。