今月9日(日)までの一週間に長崎県内で報告されたインフルエンザ患者数は470人で、前週の2倍以上に増加しました。
1医療機関当たりの報告数は「9.22」と、注意報レベルの基準となる「10」に迫っています。
患者全体のうち19歳以下が8割を超えるなど子どもへの感染が広がっていて、長崎市の市立小中学校では今シーズン先週まで無かったインフルエンザによる学級・学年閉鎖が今週に入り8校で相次いでいます。
長崎県によりますと、今月9日(日)までの一週間に長崎県内で報告されたインフルエンザの患者数は前週より290人多い470人で、約2.6倍に増加。
年齢別では、10歳未満が238人で最も多く、次いで10~19歳が166人で、合わせると全体の約86%に上っています。
地域別で1医療機関当たりの報告数が最も多かったのは佐世保市保健所(16.14)で、次いで長崎市保健所(15.64)、県央保健所(12.25)、県北保健所(11.67)となっていて、いずれも注意報レベルを上回っています。
長崎県感染症情報センターによりますと、インフルエンザの感染経路は咳やくしゃみによる飛沫感染と、飛沫等に含まれるウイルスが付着した主旨で自分の眼や口、鼻を触ることによる接触感染があり、1~3日の潜伏期間の後に38度以上の発熱や頭痛、全身の倦怠感などが現れるとされています。
長崎県は予防策として、手洗いや手指消毒、適切なマスクの使用や換気といった基本的な感染対策に加え、インフルエンザワクチンは発症及び重症化を一定程度予防する効果があるとして希望者は大きな流行に備えてワクチンを接種するよう呼びかけています。














