「中古のOA機器を買いとる資金を提供いただければ、数か月後に2割から3割増で資金を返す」などという嘘の話を持ちかけ、60代の男性から現金約1080万円を騙し取った疑いで、神奈川県横浜市の会社役員の男(58)が逮捕されました。男性の被害額は、約2億3500万円にのぼるとみられます。
詐欺の疑いで、逮捕されたのは、神奈川県横浜市で電気製品の卸売業を営む会社役員の58歳の男です。
高知警察署の調べによりますと、男は2018年9月20日から12月28日の間、高知市の60代の男性に「リース満了になったOA機器を買い取って海外におろすというビジネスチャンスがある」「中古OA機器の買い付け金を提供してくれれば3~4か月後に2割から3割増しで資金を返す」などという嘘の話をもちかけ、現金約1080万円を騙し取った疑いがもたれています。
男と男性は、仕事で知り合ったということです。
2018年12月、男性は4回に渡り、男が持つ銀行口座に1080万円を振り込みましたが、返金を求めても応じてもらえず、さらに、知人が同様の被害にあっていたことを知ったため、2025年2月に高知署に相談しました。
警察によりますと、男性の被害額は約2億3500万円にのぼる見込みで、同様の手口による被害者は全国に複数人いるということです。
警察の調べに対し男は「現金を騙し取ろうとはしていません」などと容疑を否認する供述をしていて、今後が余罪などを詳しく調べる方針です。














