東日本大震災の経験を当時、まだ生まれていない子どもたちが学びました。
地震や豪雨などの自然災害に備え、児童が避難所の開設や運営を体験する防災学習が仙台市の小学校で行われました。

仙台市泉区の虹の丘小学校で行われた防災学習には、5年生の児童約50人と地域住民15人ほどが参加しました。

防災アドバイザーの吉田亮一さんが講師を務め、児童らは、設営班や炊き出し班、衛生班など7つの班に分かれて、東日本大震災の時に実際に行われた避難所運営を体験しました。

受け付け班は、避難してきた住民の世帯数と人数を確認。

設営班は等間隔にブルーシートを敷き、区画を分けて導線を確保しました。

物資班は、届けられた支援物資を仕分けしました。

衛生班は、トイレなどに使うための水をバケツで汲んで運びました。

参加した児童:
「もし災害を起きた時に避難所の人たちと協力することができると思う」
「こういう体験は大事だと思うし、備えておかないと、いざ起きたときに大変だと思う」

防災アドバイザー 吉田亮一さん:
「ぶっつけ本番練習なしで、ここまでできるのは、小学生ならでは。大人が同じことをやれというと逆になかなか難しい。(子どもたちを)地域の一員だと考えてもらえれば一番良い」

虹の丘小学校で児童が主体的に避難所運営の防災学習をするのは、2024年に続き2回目です。