有田焼の十五代酒井田柿右衛門さんの香川県では初めてとなる個展が高松市で開かれています。

「濁手(にごしで)」と呼ばれるやわらかい乳白色の素地に、葡萄や椿などが鮮やかに絵付けされています。会場の高松三越には、十五代酒井田柿右衛門さんの花瓶や皿など60点余りが展示されています。伝統を守りながらも、現代の美を追求しているといいます。

この個展にあわせた新作のモチーフは小豆島のオリーブです。

(柿右衛門窯 酒井田淳志 有田本店長)
「新しく新色で黒を作りまして、それと濃赤という少し濃い赤をあえて今回使っております」

週末には柿右衛門さん本人も姿を見せるこの作品展は、高松三越で今月17日まで開かれます。