日本一を決めるニューイヤー駅伝。その出場権をかけ中国実業団駅伝で、一年前、惜しくも3連覇を逃したのが2位の中国電力でした。
そして迎えた9日(土)の中国ナンバーワンを決めるレース。
中国電力 佐藤敦之 監督
「積極果敢な走りをして流れを変える走り、勝ちきる走りをして優勝目指します」

40歳岡本なおきが引退し、世代交代が進む中国電力で、1区を託されたのはエースの菊地でした。去年、区間4位に沈んだ悔しさを晴らすため「相手が嫌がることをしないといけない」と地獄の坂で執念の仕掛けを見せます。
エースらしい区間新記録に迫る走りで最高のスタートを切ります。しかし2区ではワウエルが中電工・キプチルチルに山道で追い抜かれ、トップを奪われます。
3区世羅町出身の中島が2位をキープ。
そして、4区は…
中国電力・野村颯斗
「本当に良い流れを作る、思い切りのある走りをしたい」
野村は区間新記録の走りでトップの中電工に6秒差まで迫ります。
5区・三上はすぐさま先頭に立ちますが中電工・岡原の区間新の走りに再び突き放されます。
13秒差で迎えた勝負の6区、エース菊池と同期の27歳池田にタスキが渡ります。
レース最長の19キロを初めて託された池田は、2キロを過ぎで、去年の大会MVP中電工の北村を捉えます。そして勝負をかけたのは残り5キロのきつい上り坂でした。
「菊地なしでも6区は走れる。それを証明したい」と話していた池田勘汰が、宣言通りの区間賞の走りで中電工を突き放し31秒差をつけます。














