演歌歌手・鳥羽一郎さんの息子で、アコースティック兄弟デュオ「竜徹日記」としても活躍する兄・木村竜蔵さんと、弟の木村徹二さん、そして歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが、2026年4月2日~3日に新橋演舞場で行われる「木村竜蔵 木村徹二が歌う 坂東玉三郎の世界」のミニコンサート付き取材会を行いました。
この公演では玉三郎さんが構成演出を手掛け、さらには自らがMCを行い、木村兄弟は歌に専念してもらうという趣向だそうです。
歌舞伎の舞台に立つ傍ら、ブルーノート東京をはじめ全国各地でコンサートを開催するなど多彩な芸術活動に取り組む玉三郎さんは、テレビで鳥羽一郎さんと木村兄弟のつながりを見て興味を持ち、生の舞台をぜひ見たいと思っていたところ、なかなかチケットが取れず事務所を介してお願いした縁で今回つながりが出来、名古屋で楽屋挨拶に訪れたそうです。
その帰りの新幹線で、父・鳥羽一郎さんと遭遇し“そしたら鳥羽さんが「玉三郎さん、僕と同じ誕生日ですね」って言ってくださって。調べてるんだなと思ったんです。そんなことから、ご兄弟の事務所の方から、うちの松竹の方にお話があって、何かご一緒にできたらということをお話しておりまして”と今回の企画に至ったことを説明しました。
玉三郎さんは“今回はシックなコンサートで、サイリウムはアンコールまでお待ちいただき、プレゼントは歌の間はお待ちいただき、握手をお待ちいただき、私がそれを前で止めるという訳で、お喋りをさせていただきたいと思っております”と語りました。
これに竜蔵さんは“普段のわれわれのライブは半分以上がしゃべっているのですが、今回はそれが禁じ手と。歌のみで勝負するという点では歌い手としてこんな光栄なことはない。来ていただいた方にご満足いただけるように、歌だけでお見せできるように作っていけたら”と意気込みを語っていました。
今回、人間国宝に舞台演出してもらえることについて、父・鳥羽さんの様子を聞かれた徹二さんは“あんまり見たことない姿なんですが、この間ボソッと「玉三郎さんとご飯とか食べれるのかな?」っていうのは言ってましたね”と明かし、“それは聞いてみないとわからないと伝え、それを我々から言えないって言っておきました”と苦笑いで明かすと、玉三郎さんは笑顔で“どうぞ”と答え、会場一同を笑わせていました。
【担当:芸能情報ステーション】














