横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、11月15日で48年になります。
11日に川崎市内で会見を開いた母・早紀江さんは「もう会えないのかなと思うときもある」と胸の内を明かしつつ、一方で新たな動きへの期待も語りました。

「精も根も尽き果てたっていう感じなんですよ、もう歳がいってきてね」
「本当にもう会えないのかなって思うときもあるし、前のように元気でないのを分かっているので、本当に早く何とかならないかということばかりを願っている」

1977年11月15日に当時13歳で北朝鮮に拉致されためぐみさんは、10月に61歳の誕生日を迎えています。89歳の早紀江さんは、48年というあまりにも長い年月を前に悲痛な思いをこぼしました。

1997年に家族会が発足してから14人目の総理大臣となる高市早苗総理は、3日に開かれた『国民大集会』で北朝鮮側に首脳会談を打診したことを明らかにし、「私の代でなんとしても突破口を開き、拉致問題を解決したい」と決意を語っています。

これまで歴代総理と幾度となく面会して早期解決を求め続けてきた早紀江さんは、11日の会見の中で高市総理の発言についても触れ、
「そこまで言って立ち上がってくれる、意気込みが感じられるというのは初めてなかんじで、『高市さんすごいな』という思いは持っているし、期待をしています」
と話しました。

また、早紀江さんら家族会が10月にアメリカのトランプ大統領とも面会した際に大統領が、米朝会談が実現した場合には拉致問題について「議論するだろう」と意欲を見せたことについて早紀江さんは「北朝鮮が応じるかは分からないけれど、期待はしている」と語りました。














