全国的に過去最多となっている小中学生の不登校。広島市立の小中学校でも、2024年度、過去最多となったことがわかりました。
広島市教育委員会によりますと、2024年度、広島市立の小・中学校で、年間30日以上欠席した「不登校」の児童・生徒は、それぞれ、過去最多で、▼小学校が1507人、▼中学校が2042人となりました。千人あたりの数は、共に全国平均を上回っています。

広島市教育委員会 松井勝憲教育長
「子どもが減っていく中でも、一人一人の子どもの個性とか、特性に見合った対応を、きめ細かくやっていくということが大事だと思いますので、引き続き寄り添った対応をしていきたいという風に考えております」
また、2024年度、広島市立の小・中・高校で認知された暴力行為の件数も増加していて、割合でも全国平均を上回ります。
一方、いじめについては、全年代を総合した割合では、全国平均より低いものの、認知件数自体は全国同様、増加傾向にあります。
広島市教育委員会は、「いじめを見逃さない取り組みが進んでいることや、いじめ防止に向けた体制強化が定着した表れ」とした上で、「引き続き『見逃しゼロ』を目指していきたい」ということです。














