シリーズ【にいがた昭和100年】

時代が変わっても地域住民との温かい交流が生まれる「文化祭」を振り返ります。

昭和33年の新発田市産業文化祭では、なんともユニークなレースが行われました。

【当時のナレーション】
「アヒル5羽とガチョウ2羽がレースに参加、一斉にスタートしたものの各選手、飼い主の思い通りには走ってくれません」

結果はガチョウがアヒルを抑えて1位、2位を独占。
【当時のナレーション】
「これが優勝して得意満面のガチョウくんです」

学校文化祭でBSNに残る一番古い映像は、昭和47年の高田農業高校です。

生徒たちが作った自慢の野菜でしょうか。
“即売会”が行われ、訪れた人はみな笑顔です。

文化祭といえば、生徒の出し物も見どころです。

昭和53年の新潟高校では当時流行していたピンク・レディーのものまねや、ライブハウスさながらのバンド演奏など、生徒の情熱があふれていました。

また、文化祭は地域の人との交流の場でもあります。

1980年代の新潟市内の小学校では、地域の人が焼きそばや焼き鳥などを作る『バザー』が開催されて大賑わい。

2000年代の旧巻町の小学校では、児童が地域の人から干し柿作りを教わっていました。

「指を切らないようにすることが難しかった」

いつの時代も『文化祭』は、地域の子どもたちを育む大切な行事なんですね。