照明設備を支える鉄骨部材の落下により、10月から使用を見合わせている松本市の「サンプロ アルウィン」について、県は、使用再開を来年3月とする見通しを示しました。

県の総合球技場=サンプロ アルウィンは、10月2日に、照明設備を支える鉄骨部材の一部が落下しているのが見つかり、使用を停止しています。

その後の調査で、すぐに倒壊する危険性は低いものの、照明設備全体を支える鉄筋コンクリート製の柱2本に数センチの傾きが発生していることがわかり、県が専門家に意見を聞くなどして復旧工事の方法を検討していました。

県によりますと、復旧工事は11日から来年1月中旬にかけて行い、傾きが発生している柱をもとの位置に戻して固定した上で、落下した鉄骨部分に新たな部材を設置し元通りに戻すということです。

施設では例年、芝生の養生のため冬の間はフィールドの使用を制限していることから、スタジアムとしての使用再開は2026年3月となる予定です。

これに伴い、サッカーJ3・松本山雅のホームゲームは、11月29日のシーズン最終戦もサンプロ アルウィンでは行えないことになりました。