クマによる人身被害を防ごうと大崎市の鳴子小中学校は徒歩や自転車で登下校している児童生徒について11日からスクールバスによる送迎を始めました。

大崎市の義務教育学校の鳴子小中学校では全校児童・生徒165人のうち55人が徒歩や自転車で登下校しています。しかし、出没が相次ぐクマによる人身被害を防ぐため11日からは全員スクールバスでの登下校となります。

学校から2キロほど離れたJR川渡温泉駅前では11日朝、児童・生徒8人がスクールバスに乗り組み学校に向いました。

大崎市によりますと、市内でのクマの目撃件数は今年度に入りきのう現在で314件に上っていて、このうち5割近い154件が鳴子温泉地区となっています。

大崎市立鳴子小中学校・齋藤義彦(さいとう・よしひこ)教頭:「子どもたちには安全が第一なのでクマの被害にあわないことを気を付けて安全第一でいきたい。」

学校は市の緊急事態宣言が出されている11月末まで児童・生徒全員を対象にスクールバスでの登下校を続けることにしています。














