東京・新宿区の路上で50代の知人の男性に体当たりをするなど集団で暴行を加えたとして、会社役員の男ら5人が警視庁に逮捕されました。

暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、住居不詳の会社役員・金子功一容疑者(49)と中野区の職業不詳・山口隆士容疑者(57)ら男5人です。

5人はおととし4月、東京・新宿区の路上で50代の知人の男性に体当たりをし、「さらうぞ」などと怒鳴った疑いがもたれています。

被害者の男性は5人と事件の指示役だった別の男ら2人と仕事上の繋がりがあり、男性が指示役の男に対し、仕事の進め方などに不満を感じて関係を断ち切ろうとしたところ、トラブルに巻き込まれたということです。

警視庁によりますと、金子容疑者は現場で犯行を主導し、山口容疑者は男性の居場所を捜す役割を担っていたということで、取り調べに対し5人はいずれも「関与していない」などと容疑を否認しています。

警視庁は当時のいきさつを調べるとともに、指示役の男ら2人の行方を追っています。