夢の実現。フジロックで「sako?」と声をかけられ
学習開始から半年後、sakoさんはTOEIC L&Rテストで895点という高得点を取得 。あれほど苦戦したラジオ番組も、今では2時間通しで聴き続けられ、翻訳なしで内容を理解し、推しと一緒に笑えるようになりました 。
そして2025年7月、フジロックフェスティバルで来日したVampire Weekendのライブに参戦 。終演後、ドラムのクリス・トムソン氏から「sako?」と声をかけられ、英語で思いを綴った手紙を渡すと、クリス氏が使用したドラムスティックをもらえたのです 。

さらに、Instagramで感謝を伝えたところ、Vampire Weekend公式アカウントから返事付きで反応があり、「本人に直接気持ちを伝えられた」と実感しました 。
英語力が向上したことで、SNSを通じて世界中のファンとの交流もスムーズになり、相手の国の情勢や生活を知ることで、「自分の暮らしと世界の日常が繋がっている」感覚も得られるようになりました 。
sakoさん「聞いた瞬間に、同じことで笑えるというのは、やっぱりすごく楽しいです。今こんな話をしているんだ、というのが分かるのが一番嬉しいです。Q. 海外のファンの方々との交流はありますか? 「海外のファンも一緒に聞いている時間があれば、X(旧Twitter)でお互いリプライし合って喋ったりします。同じ時間を共有できているのが楽しいです。」
TOEICテストは、何かしら留学や海外ビジネス向けの人が持つような資格のように思われがちですが、合否という概念がなく、その時点での英語力の目安であって、かつて高得点を取っていてもブランクがあれば当然英語力は下がってしまいます。
TOEICテストを運営する一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 広報部・山口桂子さん「英語学習はすぐに成果が出るものでもないですし、続けていくモチベーション維持が学習者の方にとって大きな悩みです。偶然、SNSでsakoさんのことを知り、モチベーション維持のひとつの方法でユニークだと思いました。英語学習を続ける方やこれから始める方へのアドバイスをヒアリングした際、やはり好きなことから始めるのが一番続くという声が多くありました。音楽が好きな方は洋楽から入る。映画が好きな方は字幕なしで見たいというような目標を持つというのも一つだと思います。」














