開業したのは5年前。JRAの厩務員だった川越さんと、競馬ライターとして活躍する佐々木さんが引退馬の余生を少しでも幸せにしたいと、築40年以上の厩舎を修復しながら運営してきました。

しかし、老朽化がさらに進み、馬が生活する部屋=馬房の7割以上が雨漏りや天井や壁の崩落などによって使えない状態になっています。

ノーザンレイク 佐々木祥恵さん
「『ネコパンチ』の馬房、今ちょっと雨漏りしてる。かわいそうに端によけている」

引退馬を世話する養老牧場の主な収入源は、馬主(うまぬし)からの預託料です。

馬の飼育や施設の維持には膨大な費用がかかり、新厩舎の建設となると、さらに多額の費用が必要になります。