相次ぐ市内でのクマの出没を受けて、盛岡市は緊急の会議を開き「緊急銃猟」の実施へ11月中にも体制を整備する見通しを示しました。

10日の緊急会議では最初に盛岡市内でのクマの出没状況などが確認されました。

市内ではクマの出没が急増していて、2025年度の目撃は6日時点で過去最多の360件に上っています。
またクマに襲われる人身被害も2件発生しています。
2025年は市民からのクマを駆除して欲しいとする意見も多いといいます。

(内舘茂盛岡市長)
「市民の命、生活が最優先。麻酔で捕獲してその後の処置をする、場合によっては緊急銃猟も行う。都度適切な判断を必ずしていく」


市内での自治体判断で発砲が可能となる緊急銃猟の実施はまだありません。

市はハンターの保険加入や盾、誘導棒などの備品の購入に必要な県からの補助金が交付され次第運用を始める方針を示していましたが、7日に交付が決まったということです。

市は今後、緊急銃猟を委託する盛岡市猟友会と契約を結ぶとしていて、11月中にも実施の体制が整備される見通しです。