気象庁の発表によりますと、台風第26号(フォンウォン)は現在、大型で非常に強い勢力でフィリピンの東にあり、勢力を維持しながら南シナ海へ進む予想です。

9日午前9時現在、台風の中心はフィリピンの東にあり、西北西へ時速30キロで進んでいます。中心気圧は950ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルです。

9日午後9時には、引き続き「非常に強い」勢力を保ち、中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルまで発達する見込みです。暴風警戒域は南東側320キロ、北西側270キロの範囲です。

10日午前9時には、台風は「強い」勢力に変わりますが、中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなる見込みです。

一方その進路については、徐々に北より、そして東よりに変えていくようです。

11日午前9時には、南シナ海を北北西へ時速10キロで進む予想です。

12日午前9時には、引き続き南シナ海を北へ時速10キロで進む予想です。

13日午前9時には、台湾付近で進路を北東に変え、時速20キロで進む予想です。

そして14日午前9時には、沖縄の南で東へ転じ、時速15キロで進みそうです。その段階で中心気圧は1000ヘクトパスカルとなる予想です。

今後の進路によっては沖縄方面の海域にも影響を及ぼす可能性があり、最新の情報に十分ご注意ください。