強盗未遂などの疑いで逮捕されたのは、大阪府内に住むインドネシア国籍の技能実習生の男(19)です。

 警察によりますと、技能実習生の男は先月、20代の女性が住む大阪府内の住宅に侵入し、女性の口を手でふさぐ暴行を加え、女性が持っていたスマートフォン1台を奪い取ろうとした疑いがもたれています。

 女性が自宅の2階で休息していたところ、ベランダの窓から突然、男が侵入。気づいた女性が悲鳴をあげたため、男が女性の口をふさぎました。その際、女性が手に持っていたスマートフォンを奪いましたが、持ち去らず、そのままベランダから飛び降りて自転車で逃げ去ったということです。

 女性にけがはありませんでした。

 当時、換気のために窓の鍵は開けていて、網戸の状態でした。

 また犯行前、徒歩で帰宅途中の女性の後を、男が約2分にわたってつけている様子が防犯カメラに映っていたということです。

 調べに対し、技能実習生の男は「女性の家に入ったことは認めるが強盗の意図はなかった。1人で歩いている女性を見つけて興味がわき、部屋に入った」と容疑を否認しています。

 逮捕前に男は「女性の部屋や身体に興味があった」と話していて、過去に同様の犯行をしたことをほのめかしているということで、警察は余罪についても調べる方針です。