「脳梗塞などのあとに発症する傾向の血管性認知症は歩行に障害が出がちで、パーキンソン症状が出るレビー小体型認知症は動作が緩慢になる。しかしアルツハイマー型は、足腰が丈夫なら遠くまで歩けるのが特徴です」
「足腰が丈夫なら、認知症でも遠くまで歩ける」

また危険を認識する能力が落ちた人が、川沿いや崖など危険な場所で見つかることが多い。2024年に認知症で行方不明となり死亡した人の半数以上は、「河川(河川敷含む)、用水路や側溝、山林」で発見されている。このため、一概に認知症と言っても、どのタイプかで初動の捜索の仕方は変わる。
-遠くに行けない認知症者… 近くを徹底的に探す。
-行動範囲が広い認知症者… 半径5キロの外側からと内側から、挟むように探す














