突如として消えた70代女性

先月20日、観光で宮古島を訪れていた一家を突然の事態が襲った。観光施設に入ろうとした家族がわずか数分目を離した隙に、認知症を患う70代女性が、駐車場から姿を消してしまった。

女性の家族から相談を受けた上里勝彦さんは、この観光施設の関係者。当初「5分から7分の間だし、そこら辺にいるだろう」と考えながら付近を捜索した。しかし、20分、30分と時間が過ぎても女性は見つからなかった。

大雨の中、2時間半の捜索

上里さんは地域住民にも声をかけ、捜索を開始。雨が降り、時間との戦いのなか、2時間半後、女性が見つかった。驚くことに女性は、駐車場から2キロほど離れた場所にいた。

女性は普通立ち入るとは考えられない藪の中から出てきた

服も靴も泥だらけの女性が藪の中から突然出てきたところを、一報を受け捜索に当たっていた野原正晴さんが運良く発見し、保護した。幸いにも女性にけがはなかった。