10月に入り、富山でも最低気温が10℃を下回る日があるなど、いよいよ本格的な暖房シーズンが到来しました。しかし、この季節に起きるのが「ちょっとした不注意」が引き起こす暖房器具の火災です。製品評価技術基盤機構(NITE)の調査では石油ストーブによる火災258件のうち44件で死亡火災に至るという深刻な実態があります。この悲劇の背景にあるのが「給油キャップの締め忘れ」や「ストーブ近くの洗濯物」といった使用者による不適切な取り扱い。死亡火災という最悪の事態を防ぐには、今すぐ正しい使い方を再確認することが不可欠です。

製品評価技術基盤機構「NITE」によりますと、全国で石油ストーブによる火事は2020年度からの5年間で258件発生し、うち44件が死亡火災です。
ストーブは正しく使わないと火災などの重大な事故につながってしまいます。

シーズン初めにまずやらなればいけないのは「ほこりの除去」です。
ほこりがたまると燃焼状態が悪くなったり、石油ストーブの下から炎が逆流する「吹き返し現象」が起きて、ほこりに引火するおそれがあります。
掃除はシーズン中も定期的に行うことが必要です。

また、燃焼筒の状態も左右に2、3回動かして確認してください。
傾いたままストーブを使用すると異常燃焼につながるおそれがあります。














