幅・高さを拡張

袴腰トンネルは現在対面通行のため災害や事故が起きたときに逃げ込む「避難坑」と呼ばれる幅4.5メートル、高さ3.5メートルの小さなトンネルを設けています。

今回の工事では、この避難坑を幅10.5メートル、高さ7.9メートルに拡張して4車線化を図るということです。

東海北陸道では、災害時の通行止めリスクを防ぐため小矢部砺波JCT~白川郷ICでの37キロの区間で4車線化が進められていて、袴腰トンネルの完成はその要ともいえます。

工事の完了時期は未定だということですが――

NEXCO中日本 高岡工事事務所 唐澤剛所長
「避難経路を確保しながらトンネル広げるっていうことは、非常に滅多に我々高速道路のトンネル工事もなく、数が少ないとなります。そういったところは非常に慎重にしていかなきゃいけない」「着実に一歩一歩進めていきながらトンネルを完成させて、早期に一日でも早くこの4車化を完成させたい」