愛知県一宮市で、救急隊によるAED処置がバッテリー切れにより、約4分遅れるトラブルがありました。

一宮市消防本部によりますと、11月2日午後2時半頃、市内で軽乗用車の単独事故が起き、運転していた30代の男性が心肺停止となりました。

通報で駆け付けた救急隊がAEDを使用しようとしたところ、バッテリー切れで電源が入らず、男性を救急車の中に運びバッテリーを交換してAEDを使用しましたが、搬送先の病院で死亡しました。

これらの対応でAEDの使用が約4分遅れたということです。

バッテリー切れについて一宮市消防本部は、当日朝の点検時に電源を切り忘れたか、機器の不良で電源が落ちなかったとみて調べています。男性の死亡について搬送先の医師は「遅れによる影響がないとは言えない」としています。