クマの出没が相次ぐなか、有効な対策となるのでしょうか。
仙台市は、クマ対策の広報とパトロールを兼ねた大型モニター搭載のEVスクーターを11月6日から1週間の期間限定で運行します。

仙台市が運行を始めたEVスクーターです。その特徴は…

広報音声:
「クマの出没が増えています注意してくださいクマを人里に近づけないために予防対策にご協力ください」

55インチのモニターに表示されるクマ対策と注意を呼びかける大きな音声。
この大きな音声はクマを市街地に寄せ付けないことも狙っているのです。

仙台市によりますと、学校の登下校の時間などに合わせてクマが出没する危険性の高い山間部に近い住宅地の緑地など8か所ほどのエリアを重点的に走行するということです。

仙台市環境共生課・金久保 美喜・課長:
「11月に入ってもまだ出没が続いていることから緊張感を持った啓発強化の一環として運行する」
「川沿いであったりクマが身をひそめられるやぶには近づかないようお願いしたい」

仙台市内では2025年度、クマの出没情報が625件と2012年度の統計開始以降、すでに最多を更新しています。市では、6日から11月12日までの1週間の運用を予定しています。

VTRにも出てきましたが、仙台市ではクマの出没情報が寄せられた場所をホームページ上で見られるようにしています。

こちらの水色のクマの足跡のマークが2025年度、クマが目撃された場所です。
多いですね、ー年度ごとに目撃された場所を表示することもできます。
黒色のマークは2024年度の目撃場所です。複数の年度を同時に表示してみるとクマが出没しそうな場所が分かりそうですね。
仙台市はクマが出没する恐れがある場所に近づかないよう呼びかけています。