岩手県西和賀町、旧沢内村。冬には2メートル以上の雪が積もる豪雪地です。
この町の一角に、雪国の生活用品や農具などを2万点以上を展示している博物館があります。そこには「この地の人々の暮らしを語り継いていきたい」という思いがありました。

西和賀町にある碧祥寺博物館です。
昭和44年、碧祥寺の住職で沢内村の教育長、村長を務めた太田祖電が、この地の生活や歴史、文化を後世に遺したいと資料を収集し、碧祥寺に隣接した場所に博物館を開きました。

展示されているのは雪国の生活用品や、農作業で使用する道具、マタギの資料など2万点以上。
5つの資料館に分けて展示されており、見ごたえ十分です。

生活用品の展示では、蓄音機やラジオのようなものから、うるしを採る道具、お歯黒の道具など、今ではなかなか見かけないものが並びます。















