逮捕された安福容疑者 どんな人物だった?
26年間の安福容疑者の様子も徐々にわかってきました。家族とともに名古屋市内で生活。自宅は高羽さんの自宅の近くで、逮捕時は名古屋市内のスーパーで事務員のアルバイトをしていました。家族や勤務先などには事件について話さなかったと。

奈美子さんの夫・悟さんは「(犯行後に)うちの近くに住み続けていたとはびっくりしました」と話しています。
これだけを見ると、普通の生活を送っていたようにも見えるんですが、その後の調べに対しては…
「毎日不安だった。事件について新聞も見られなかった。事件の日が近づくと悩んで気持ちも落ち込んで沈んだ。家族や親族がいるから迷惑をかけられないし、捕まるのが嫌だった。今年8月に警察が来て、捕まってしまうことを覚悟した。被害者に対して申し訳ない」と話しています。

(元埼玉県警捜査一課・佐々木成三さん)
Q.この生活だけを切り取ると、普通のように見えますが、やはり遺族の声というのは大きな影響を与えた?
「すごく大きかったと思います。悟さん・息子さんが諦めずに現場を残していたということ、やはり定期的に取材に応じて、命日においてもチラシを配っていた。こういった行動は、少なからずこの容疑者に大きなプレッシャーを与えていたと思います。警察が来た時に、もう逃げられないと思ったのは、こういった活動があるからだと思います」














