■デフサッカー日本代表 「東京2025デフリンピック」 壮行会(6日、東京・文京区)

11月15日から日本で初開催となる「東京2025デフリンピック」を前に、デフサッカー日本代表の壮行会が6日、都内で行われた。

“デフ=Deaf=聞こえない”。聴覚に障害のある人たちの4年に一度のスポーツの祭典「デフリンピック」が、15日から26日にかけて開催される。21競技が行われ、80の国と地域が参加。サッカー競技は14日に開幕、福島県のJヴィレッジで開催され、デフサッカー男女日本代表が出場する。

デフサッカー男子日本代表主将・松元卓巳選手

デフサッカー男子日本代表主将で、代表歴19年の松元卓巳(36)は手話を交えながら「日本代表のアイデンティティでもある責任、覚悟、団結、誇りっていう部分をより強く持ち、次の世代にも受け継いでいけるように、日本サッカーが強いっていうところを世界に証明したい」と熱い思いを話し、「今回、男子日本代表は最低でも世界一、最高でも世界一という目標でやってきています。必ず皆様に金メダルをお見せすることを約束します」と、初の頂点を目指すと宣言。

デフサッカー女子代表主将・伊東美和選手

女子代表主将を務める伊東美和(24)も「自分たちが戦う姿で、障害のあるなしに関係なくたくさんの方々に感動や勇気を与えられるように戦っていきます。そして、自分たちの力で金メダルを勝ち取って、また皆様の前に帰ってこられるように頑張ります。私達と一緒に戦っていただけたら嬉しいです」と、男女ともに世界一を目指すと意気込んだ。