どこでも緊急銃猟できるわけではない…
富山市によりますと、クマは竹藪のなかを隠れながら歩き回り、駆除されたときは、廃屋のなかにいたということです。
緊急銃猟でクマが駆除されたのは県内2例目です。
富山市農林水産部森林政策課 中島光輝課長
「今回まず(国道)41号線をどうするかっていうのがありまして、できないんじゃないかなとも思ったんですけど、弾丸の方向であるとか周囲の地形や住宅の密集度を考えると、できるという判断に至った。いつも言っているんですけど、どこでもできるわけではないんで判断には確かに気を遣う」

緊急銃猟は、銃弾の到達範囲を考慮し安全を確保したうえで実施する必要があります。
今回は交通量の多い朝の時間帯で国道を通行止めに出来ず着弾の範囲を想定するのが難しかったといいます。

現場には、もう1頭クマがいる可能性もあることから、引き続き、周辺では警戒するよう呼びかけています。
富山県内では富山市のほか黒部市や南砺市、立山町でクマが目撃されています。















