「先生が名前を呼んだら、その時だけマイクをオンにして返事をして下さい」
福島市の小学校では、タブレットに向かって話しかける先生の姿が。市内の小中学校など60校では5日、一斉オンライン授業が行われました。
福島市では、災害時などで休校になっても学習を継続する訓練として、4年前から「オンライン授業の日」を設けています。このうち笹谷小学校では、一部の児童を除いた子どもたちが、タブレットで家庭と学校をつなぎ、授業を受けました。1年生の教室では、時計の読み方などを勉強しました。

先生「ではカナちゃん?答えてください
児童「12時」
先生「あっていますね」
初めてオンライン授業に参加した1年生は…。
児童「ちょっと最初の方は(先生の声が)聞こえなかった。(ちょっと心配だったのもあった?)うん」
市内の学校では、これまで感染症による学級閉鎖や、クマが出没した際、実際にオンライン授業を活用してきました。
笹谷小学校・中丸美穂教諭「(オンライン授業で)他の教科だったらどんな感じでアプローチしていけばいいのかなというのは、これからもっと考えていかなければならないと思っている」
市は、今回それぞれ学校であがった課題をもとに、今後も子どもたちの学びの確保に努めていきたいとしています。















