4日夜、岐阜県美濃加茂市のJR高山線・古井駅で列車がホームから約140メートルオーバーランして停車しました。運転士が「通過列車」と勘違いしていたことが原因だということです。

JR東海によりますと、4日午後10時8分ごろ、JR高山線の古井駅(こびえき)で「高山駅」発「美濃太田駅」行きの2両編成の上り普通列車がオーバーランし、列車の最後尾がホームの先端から約140メートルの位置で停車しました。

列車はバックせず、このまま次の駅の終点「美濃太田駅」まで約11分遅れで到着。当時列車には約10人の乗客がいて、いずれも古井駅で降りる予定だった人はいませんでしたが、ホームでは列車に乗る予定だった人が1人いたということです。

JR東海はオーバーランの原因は、この列車の30代の男性運転士が通過列車と勘違いしたことによるものとしたうえで「指導を徹底して再発防止に努めてまいります」とコメントしています。