これまで公共交通機関が無かった広島市安佐北区三入の山倉地区で、新しい乗り合いタクシーの実験運行が4日、始まりました。
実験運行が始まったのは「山倉ふれあいバス」です。この地域は坂道が多いほか、10年ほど前から免許を返納した高齢者が増加。山倉地区の3つの町内会が主体となって住民の移動手段の確保を進めてきました。
運行を担うのは広島交通で、実験運行の費用は広島市が負担します。週2日、近くのスーパーや市内への乗り継ぎが出来るバス停などを回ります。

山倉地区町内会乗合タクシー推進協議会 椿稔治副会長
「この地区でいままで買い物や病院に行くのに苦労していたので、すこしでもそのお役に立てれば」
実際にバスを利用した地域住民たちは…。
利用者
「よかったよ。免許返納したら遠いから乗るようになる、乗らさせてもらいます」
この乗り合いタクシーは1年間実験運行をしたのち、本運行を行う予定です。














