高市政権での連立入りで今後の対応に注目が集まる日本維新の会。

県内の地方組織は、次の衆議院選挙での自民との選挙協力について現時点で「別々に戦うもの」としました。

石川維新の会は3日、金沢市内で党員集会を開き、およそ100人が出席しました。冒頭、小林誠幹事長が、自民党と日本維新の会による新たな連立政権の誕生を受け、「当初は戸惑いを感じた」としながらも、「党員集会を通じ民主的なプロセスを経た上で、維新としての方針を決定していきたい」などと挨拶しました。

前回の選挙では小林幹事長が出馬した衆院石川1区をめぐり、柴田巧代表は、連立政権でも自民党現職との候補者調整は行わない考えを強調しました。


石川維新の会・柴田巧代表
「新しい連立の姿があってもいいのではないかと。選挙は現時点では別々に戦うものと、そういう思いで石川維新の会では小林さんが支部長ですので、その議席獲得を目指していくということに何の揺らぎはない」

このほか、来年春の県知事選をめぐり、すでに推薦願を受け取っている現職と新人の対応について、党員からは「地元出身者を推すべき」との意見や、現職の震災対応について苦言を呈する声も一部上がったということです。

知事選については、今月中に最終的な方針を決定します。